テレビで見る「円の的=ハウス」、実は直径約3.66mの同心円で、中心点(ティー)と最小円の中心付近(ボタン)を基準に勝敗が決まります。けれど「どこまで入れば得点?」「ラインの名称が多くて覚えにくい…」と感じていませんか。観戦でも練習でも、ここが腑に落ちると試合の流れが一気に読みやすくなります。
本記事は競技規則で示される数値や用語を基に、ハウスの位置(シート端側・約40m先)、同心円のサイズ、ホッグラインやバックラインとの関係を図解前提で整理。エンド終了時の数え方やブランクエンドの意図、代表ショットまでを、初学者でも迷わない手順で解説します。
「中心に最も近いストーンのあるチームだけが得点」「相手の最も近いストーンまでを数える」――この原則を、具体例と早見でスッと理解。さらに、スイープの効果やポジションの合図も押さえ、観戦とプレーの両方で使える実践知に落とし込みます。まずは、ハウス=“3.66mの精密ターゲット”という感覚から掴みましょう。
カーリングハウスとはをパッとつかむ!ハウスの基本定義と試合での役割
ハウスがどこにあって何をする?シート全体で見る役割と注目ポイント
ハウスは氷上シートの両端に描かれた同心円で、試合の得点が決まる標的エリアです。プレーヤーはストーンを滑らせ、中心により近い順に並ぶことで得点が生まれます。基本は1エンドに各チーム8投、合計16投ののち、中心に最も近いストーンを持つチームだけが得点し、相手より内側にあるストーンの数だけ点を獲得します。ハウス外に出たストーンは無得点で、バックラインを完全に越えたり、サイドに触れたりするとプレーから除かれます。シートにはホッグラインやティーラインなどの基準線があり、ストーンはホッグラインを越えなければ無効です。観戦では、次の3点に注目すると理解が早まります。
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中心に近い色はどちらか
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何個ハウス内に残っているか
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後攻(ハンマー)か先攻か
短い距離調整とスイープでラインを作る技術が、ハウス内の最終配置を左右します。
ティーとボタンの違いを攻略!中心点の用語をわかりやすく
ハウス中央の用語は混同しがちですが、役割が少し異なります。観戦でもプレーでも使う基本語彙なので、意味を正確に押さえると戦況の会話がスッと入ってきます。まずボタンは、中央の最小円を含むごく中心付近の領域を指す呼び方で、狙いどころの目安になります。一方ティーは、ハウスの幾何学的な中心点で、縦横の基準線(ティーラインとセンターライン)が交わる地点です。距離判定や配置設計では、このティーからの最近接が基準になります。ハウスのサイズは外径約3.66mで、4フィート、8フィート、12フィートのリングが描かれ、ストーンはティーに近いほど価値が上がります。用語の対応を押さえておきましょう。
| 用語 | 指す位置・範囲 | 使われ方の例 |
|---|---|---|
| ティー | 中心の一点 | 距離判定の基準、ライン設計 |
| ボタン | 中心付近の最小円領域 | 置きにいく狙い所の表現 |
ボタンに置くドローは守備にも攻撃にも効くため、終盤の1投で形勢が大きく変わります。
ハウスの大きさと構造を図で納得!同心円サイズと配置をイメージで理解
同心円の数値や名前をチェック!外径や内側の違いもまるわかり
カーリングハウスとは、得点判定の基準になる同心円の標的エリアのことです。図で見る前に、サイズと名称を押さえると一気に理解が進みます。標準規格では外径が12フィート(約3.66m)で、内側に8フィートリング(約2.44m)、4フィートリング(約1.22m)が並び、中心点はティー(ボタン)と呼びます。得点は中心からの近さで決まり、リングそのものの色や幅に点数差はありません。重要なのは「ハウスに触れているか」と「相手より内側か」です。図を作るなら、外周から内側へ向けて色を淡くし、リングごとに寸法ラベルを外周側へ揃えて重なりを避けると誤読を防げます。ストーンは直径約30cmでハウスに対して小さいため、中心付近の配置差が視覚的に掴みやすく、ドローやテイクアウトなどのショット意図が読み取りやすくなります。
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外径12フィートでハウス境界を把握
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8フィート/4フィートリングで距離感を段階認識
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ティー(ボタン)が最終基準点
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色は視認補助であり得点値ではない
ホッグラインやバックラインがどこにある?シート上の基準線との距離感
シート全体の基準線をセットで覚えると、投球の有効条件とハウスの位置関係が明快になります。投げ出し側から順にホッグライン、ティーライン、バックラインが並び、ストーンは手前のホッグラインを越えなければ有効になりません。ハウスはティーラインを横切る同心円で示され、バックラインの外へ完全に出たストーンは除外されます。ティーからティーまでの距離は約38.1mで、実戦ではこの長距離を前提に重さ約19kgのストーンを制御します。図では、センターラインを基軸の太線、ホッグラインを点線、バックラインを細実線のように描き分け、各線名と距離を短い矢印で記すと視認性が上がります。ストーンの有効化、得点判定、反則の境界が一目で追える図になれば、観戦時に「なぜ今の投球が無効か」や「どこまで入れば得点か」が直感的に理解できます。
| 基準要素 | 位置・寸法の目安 | 役割 |
|---|---|---|
| ホッグライン | 投球側とハウス側に各1本 | ストーンが越えないと無効 |
| ティーライン | ハウス中心を横切る線 | 中心位置と距離判定の基準 |
| バックライン | ハウスの奥端 | これを完全に越えると除外 |
| ハウス外径 | 直径約3.66m | 得点エリアの境界 |
図解のポイントを知ろう!縮尺や色分けの読み取り方もバッチリ
図を正しく読むコツは、縮尺と凡例を必ず確認することです。リング間隔は実寸に比例して描かれている前提で、外径3.66m、内側2.44m/1.22mの数字が図中に明示されているかを見ましょう。色分けは視認補助なので、濃淡差で優劣を連想しないことが重要です。ストーンの大きさが実寸比で表現されていれば、ガードとドローの通過幅が数十センチ単位で見積もれます。読み取りの手順を統一すると迷いません。
- 凡例と縮尺を確認して寸法の基準を把握する
- センターラインとティーを起点に距離を目で追う
- リングの寸法ラベルが外側基準で整列しているか確認
- 基準線の描き分け(実線/点線/太さ)で機能を区別
- ストーン直径の描写が実寸比かをチェック
この順で図を見ると、カーリングハウスとは何かを数値と位置関係で自然に理解でき、カーリングルールや得点の判断にも自信が持てます。
得点の仕組みがひと目で分かる!点数の数え方と最高得点のコツ
エンド終了時のカウントを身につけよう!中心へ近い順の採点
カーリングハウスとはシート両端にある同心円の目標エリアで、得点計算はエンド終了時に行います。数え方の基本はシンプルです。ハウス内にあるストーンのみ対象で、中心(ティー)に最も近いストーンを持つチームだけが得点権を持ちます。そこから相手の最も近いストーンが出てくる直前まで、自チームのストーンを順にカウントします。たとえば自チームが1位と2位で相手が3位なら自チームに2点が入ります。1エンドの理論上の最高得点は自チームが1位から8位までを独占した場合の8点です。観戦では次のポイントを覚えると一気に分かりやすくなります。
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得点権は必ず一方のチームのみで、ハウス外は無得点です
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近い順に並べ替え、相手の最初の1個が出た位置でカウントを止めます
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微妙なケースはメジャーで測定し、センターの距離差で判定します
補足として、ハウスの外径は約3.66mで、中心に近い配置ほど得点が伸びやすいです。
ブランクエンドの戦略とは?次エンドで後攻を維持するコツも紹介
ブランクエンドは意図的に0対0で終える戦略で、次エンドの後攻(ハンマー)を維持したい時に使います。後攻は最後の1投で加点しやすいため、混雑したハウスでリスクが高い場面では無理に1点を取らず、最後のストーンでハウス外へ出して得点を消す選択が有効です。これにより次エンドも後攻のまま、複数得点のチャンスを残せます。スコアボードの表記は単純で、そのエンドの枠が空欄のまま進行します。実践のコツは次のとおりです。
- 早いエンドはガードよりもコーナーガードを活用して将来の複数得点に備える
- 中盤で配石が不利ならシンプルに片付け、ハウスを軽くして失点回避
- 最後の投てきはオープンなサイドへロール、または意図的に外へ出して0点に調整
- スキップは常にリスクとリターンを比較し、ブランクと単点の価値を見極める
ブランクを狙う判断基準は、後攻での複数得点期待が単点確保の価値を上回るかどうかです。
ハウスで使う代表ショットを身につける!戦略&テクニックの基礎
攻めの配置を作ろう!ドローやフリーズで中心を奪う思考法
ハウスで点を伸ばす近道は、精度の高いドローとフリーズです。カーリングハウスとは中心に近い順で得点が決まるエリアのことで、ここを制する配置思考が重要になります。まずドローは重ね方の順序がカギです。先手はコーナーガードで道を作り、次にティー前へソフトドロー、最後にティーにタッチするボタン付近のフリーズで相手のヒットアンドロール余地を狭めます。フリーズは相手ストーンのわずか手前か同線上に止め、角度を殺すのが基本です。
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ドローの狙い所: ティー前ハーフショルダーで将来のロールを阻止
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フリーズの止め位置: 相手ストーンの正面か内側1/4で回転を吸収
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回転と重さ: インターンは曲がりが遅い分、奥目のラインを早めに取りにいく
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スイープ運用: 終盤3メートルは強く、ラインを保ちながら減速を抑える
ドロー距離感はスイープ前提で組み立て、氷の傾向を早期に把握します。フリーズ成功で相手のテイクアウト価値を半減でき、エンド主導権を握れます。
守りも攻めも!ヒットアンドロールやテイクアウトの見どころ
守備的に失点を抑えつつ攻撃の芽を残すなら、ヒットアンドロールとテイクアウトの角度管理が要です。ヒットアンドロールは当てる厚みで止め位置が決まり、ハウスの内外で優位スペースを作れます。テイクアウトはヒットアンドステイで中心近くを確保し、余裕があればダブルテイクアウトで一気に流れを変えます。カーリング用語ショットの理解を深めるため、角度と結果の対応を整理します。
| 当てる厚みの目安 | 代表ショット | 期待される結果 |
|---|---|---|
| 1/2〜5/8 | ヒットアンドステイ | その場に残り、中心近くをキープ |
| 1/3〜1/2 | ヒットアンドロール | 内側へロールしカバー生成 |
| 1/4前後 | ダブルテイクアウト | 2個除去、スプレッド抑制 |
- ライン選択を早めに決め、スイープで直進性を維持します。
- 回転量を一定にし、予測どおりのカールで厚みを再現します。
- 石の並びを先読みし、ダブルの角度が見える配置を残します。
- リスク管理としてミス幅を内側に取り、最低限のステイを確保します。
ヒットの基準を共有すれば、ハウス内での得点リスクの最小化と反撃の布石を同時に達成できます。
ポジションの役割や掛け声も分かる!ハウス目線のチーム連携攻略
スキップのサインを理解!ハウス内での狙い方や合図の秘密
ハウス内のスキップは、ブルームの位置と角度で狙いを可視化します。狙点はティーを基準に左右へオフセットし、ストーンの回転方向と氷のカール傾向を織り込んで指示します。合図は主に二段構えで、投擲前は「どこへ置くか(ドロー/ヒット)」を示し、投擲後はラインコールで曲がり過不足を調整します。観戦でもプレーでも、まずここを押さえると「カーリングハウスとは何を目指す場所か」が腹落ちします。
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ブルーム指示の基本
- 中心に置く合図:ボタン直上にブルーム
- 外へ広げる合図:ハウス外側へブルームをオフセット
- 薄く当てる指示:ハウス縁に近い薄角へブルーム
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ラインコールの役割
- 早期に曲がる氷なら「重めに」「外目」コール
- 遅い氷なら「軽めに」「内目」コール
補足として、スキップの指示は風や霜の変化でも微調整が入ります。合図を一貫させることがチーム精度を底上げします。
掛け声や英語表現をマスター!ハリーやクリーンの使いどころ
スイープ指示は距離とラインを同時に管理する言語です。代表的な掛け声は意味と強度が明確で、誰が聞いても即反応できるよう統一します。英語圏の表現が定着しており、観戦でも頻出します。以下の基礎を押さえると、スイープ判断が揺らぎません。
| 掛け声/英語 | 意味 | 使いどころ |
|---|---|---|
| ハリー/ハード(Hard) | 強く掃け | 距離が足りない、早く伸ばしたい時 |
| イエス/ヤップ(Yep/Yes) | 掃け続けろ | ライン維持や微増速を狙う時 |
| ノー/ウォー(Whoa/No) | すぐ止めろ | 曲がりすぎ・速すぎの時 |
| クリーン(Clean) | 触れる程度 | ゴミ除去や最小限の直進維持 |
| オフ/アップ(Off/Up) | 一旦離れろ | 余計な摩擦を避けたい時 |
補足として、チーム内で同義語を混在させないことが重要です。短く太いコールほど反応速度が上がります。
スイープでどこまで変わる?距離と曲がりの数字で納得
スイープは摩擦をコントロールして到達距離と曲がり量を調整します。一般的な氷条件では、適切なスイープが入ると直進性が増し、カール量は小さくなります。体感差で語られがちですが、傾向を数字で把握すると判断が安定します。シート全長とティー間距離を意識し、どの区間でどれだけ掃くかを合わせるのがコツです。
- 距離の伸び:連続強スイープで約0.6〜1.2m前後伸びる傾向(氷質と回転で変動)
- カール抑制:終盤の強スイープで曲がりを2〜6cm程度抑えることが多い
- 区間最適:ホッグライン通過直後からの継続が最も効果的
- 熱管理:同一路線を掃き続けると氷が速くなり次投へ影響
- 役割連携:リードとセカンドは強度、サードはライン読み、スキップが最終判断
補足として、数値は一般傾向であり、氷の走りやストーンの状態で上下します。チームで基準値を共有すると再現性が高まります。
反則や注意点も事前にガード!ホッグラインやタッチ時の扱いガイド
無効になるケースをすっきり整理!ホッグライン違反やタッチの判定法
ホッグライン周りとタッチの扱いを押さえておくと、カーリングルールの運用がクリアになります。観戦でもプレーでも迷いがちなポイントは、ストーンの通過可否と接触の有無です。ここを理解すると、ハウスでの得点判断までスムーズになります。なお、カーリングハウスとは得点判定の中心となる同心円で、ここに残ったストーンだけが計測対象です。以下のチェックで違反や無効化を避けましょう。
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投球側ホッグラインを完全通過しないストーンは無効です。ハウスに届く前に止まった場合はただちに除去します。
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投球中のストーンや氷・ラインに身体やブラシが触れたらタッチとなり、原則は当事者申告で対処します。
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進行中のストーンが相手や用具に偶発接触した場合は、審判や両スキップ協議で最も妥当な位置へ復元または除去を選びます。
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バックラインを完全に越えたストーンは出石でプレーから除去します。ハウスに触れていても例外はありません。
上記はシンプルですが実戦では状況判断が必要です。次の表で代表的なケースを比較し、誤解しやすい境界を整理します。
| 状況 | 判定 | 取扱い |
|---|---|---|
| 自陣ホッグライン未通過 | 無効 | 直ちに除去 |
| 進行中に投球側がタッチ | 反則 | 相手選択で復元または除去 |
| 進行中に相手側がタッチ | 反則 | 被害側選択で復元または除去 |
| バックライン完全通過 | 出石 | 除去して継続 |
| 停止後に誤って接触 | 事故 | 元位置へ復元(可能な限り) |
ホッグラインの「完全通過」かどうかは、ストーンの全周が線を越えたかで判断します。タッチは見落としやすいので、発生時は速やかな申告と合意形成が大切です。ハウス内の配置が絡むと得点に直結するため、スキップの指示で落ち着いて位置復元を行いましょう。
車いすカーリングでのハウスの見え方と通常競技との違いも特集
スイープなしで狙うコツ!ハウス内の置き位置とコントロール
車いすカーリングはスイープが基本的に行われないため、デリバリースティックでの直線性と初速管理がすべてです。ハウス内で狙うべきは、相手にヒットされにくい位置と、自分の後続ショットが活きる位置の両立です。例えばセンターライン上のボタン直上は理想ですが、わずかな曲がりが命取りになります。そこで、強豪が多用するのがティーライン前後の「ややオフセンター」配置です。角度をずらしたガードはダブルテイクアウトを防ぎやすく、次投のドローも選びやすいです。カーリングハウスとは何かを押さえるなら、同心円の距離だけでなく、入射角と当たり所の設計が鍵になります。ストーンの回転は控えめにし、氷の癖を読んだストレート気味のラインで距離を合わせると、エンド終盤の得点力が安定します。
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ポイント
- 直線性重視のストレート系デリバリー
- オフセンター配置でヒット耐性を上げる
- ティーライン前後を使い分けて距離管理
反則や投球方法はどう変わる?ホッグラインや器具の特徴まとめ
車いすカーリングでは、投球はハックを使わず車いすから行い、デリバリースティックをストーンのハンドルに装着します。ホッグラインは通常競技と同様に有効投となる基準で、ストーンがリリース後にホッグラインを完全に越えることが必要です。リリースは手前側のホッグライン到達前に完了していなければ反則扱いになります。器具については、スティック先端がハンドルを確実に保持し、押し出し時に回転を過度にかけないことが距離の安定につながります。氷上での器具接触は、ストーンの進路を不当に変える行為として扱われれば無効や除外の対象です。カーリングルール得点やカーリングルール反則は通常と同じ原則で、ハウス内の相対距離で決まります。以下に通常競技との相違点を整理します。
| 項目 | 通常競技 | 車いすカーリング |
|---|---|---|
| 投球方法 | ハックからスライド | 車いすからスティックで押し出す |
| スイープ | あり | なし(原則) |
| リリース基準 | 手前ホッグライン前に離す | 同左で厳格に管理 |
| 反則の一例 | リリース遅れ・接触 | スティック不適切接触・接触干渉 |
補足として、スイープ不在ゆえに初速と方向の誤差が修正不能です。よって、狙いは保守的に、外しても次手が残る選択を優先します。
ストーンの基礎知識とハウス戦略で分かる重さやサイズの秘密
重さが違うと何が起きる?曲がり方や止まり方の基本法則
カーリングストーンはおおよそ19kg前後で規格化されていますが、氷の状態やエッジ形状、投擲の回転数によって挙動は大きく変わります。ストーンが氷上のペブルを擦ることで摩擦が生まれ、進行方向に対して回転がかかると横方向の移動、つまりカールが発生します。ここで重要なのは、ストーンの重量や接地リングの幅です。重いほど慣性が増して直進性は高まり、同じ回転数ならカール量は相対的に小さくなりやすい一方で、減速しにくく停止距離は伸びます。ハウス内の精密な位置取りを狙う場合、回転数をやや増やしつつスイープで減速管理を行うと、直進距離を確保しながら終盤での曲がりをコントロールしやすくなります。観戦でもプレーでも、カーリングハウスとは中心に近い側が得点を得る舞台であることを踏まえ、ストーンの曲がり始める「減速ポイント」を見極めることが鍵です。
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重いと直進性が増し、同じ回転ならカール量は小さくなりがちです
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減速すると摩擦が増えて終盤に一気に曲がる傾向が強まります
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エッジ(ランニングサーフェス)が狭いと接地面積が減り、スピード維持と曲がりの再現性が高まります
下の比較で、速度と回転、スイープの関係を押さえましょう。ハウスでの最終位置は、初速と回転、そして終盤の掃き方で作られます。
| 要素 | 速度が速い場合 | 速度が遅い場合 | 実戦での狙い所 |
|---|---|---|---|
| カール量 | 小さくなりやすい | 大きくなりやすい | 中盤までは速く、終盤で減速させ曲げる |
| 回転数 | 多いと安定、曲がり控えめ | 少ないと不安定、曲がり増 | 目標ラインに応じて回転を微調整 |
| スイープ | 摩擦低減で直進延長 | 掃かないと減速し曲がる | 最後の数メートルを強めに管理 |
ハウス周りでは、ストーンの重さやサイズを前提に、スイープで速度を保ちつつ減速帯に入った瞬間のカールで「ボタン周辺」へ寄せます。止めたい位置に対し、終盤で5〜10%の追加曲がりを見込むと、相手ストーンを避けながら得点ラインを通しやすくなります。
観戦や練習がもっと楽しくなる!チェックリストで深めるカーリングハウスとは活用術
スコア計算もショット選択もラクラク!早見表の使い方を伝授
観戦でも練習でも迷わないために、ハウス活用の早見表を手もとに置くと便利です。まず押さえたいのは、ハウスの外径が約3.66mで中心はティーという点です。得点はエンドの最後に、ティーに最も近いストーンを持つチームだけが数えます。相手の最短ストーンより内側にある自チームのストーン数が点数で、理論上の1エンド最高は8点です。判断を速くするコツは、ショットの優先度を明確にすることです。序盤はガードやドロー、中盤はヒットやテイクアウト、終盤はハンマーのドローかヒットで確実に一点か複数点を狙います。カーリングルール得点の手順を覚えれば、スコアボードの見方もすぐに理解できます。カーリングハウスとは何かを把握しておけば、ストーン配置のセットとスイープの掛け声にも自信が持てます。
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チェック:ハウス内か外か、相手の最短位置、残り投数
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ショット優先:ガード→ドロー→ヒットの順を基準に状況で入替
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スイープ指示:ハリーは強く、ウォーは止め、ヤップは続行
上記を意識すると、得点機会の見落としが減り、ショット選択が安定します。
競技の歴史や強豪国もおさらい!観戦を盛り上げるカルチャー知識
カーリングはスコットランド起源とされ、凍った水面で石を滑らせた遊びがスポーツに発展しました。現在はカナダやスウェーデンなどの強国が長年上位を争い、日本でも北見や常呂の施設を拠点に発展してきました。氷上のチェスと呼ばれる背景には、ハウス周りのショット選択とポジションの役割分担が緻密で、先を読む戦略性が高いことがあります。ポジションはリード、セカンド、サード、スキップに分かれ、特にスキップはハウスでラインとウェイトを示して指揮します。カーリング用語ショットではドローやヒットアンドロール、ダブルテイクアウトなどがあり、掛け声はスイープ強度を素早く共有するために重要です。カーリングシートサイズの国際基準とルール時間を知っておくと、試合展開の妙味がより伝わります。
| 項目 | 要点 | 観戦の注目点 |
|---|---|---|
| 起源と広がり | スコットランド発、北米と北欧が強豪 | 歴史的スタイルの違い |
| 日本の拠点 | 北見・常呂の活動が牽引 | 育成と地域文化 |
| 戦略性 | ハウス中心の配置戦 | 先手後手の駆け引き |
| 主要ショット | ドロー、ヒット、ダブルテイクアウト | 選択理由と結果 |

